今日は教えてもらえたら嬉しい・・・ナ、思っている記事を書きます。それは「こちゃえ節」(お江戸日本橋)に書かれている「詞」の意味なんです。「お江戸日本橋七つ立ち
初上り 行列揃えてアレワイサのさ コチャ高輪夜明けの提灯消す こちゃえこちゃえ」という唄い出しの有名な俗謡で、おおまかな内容は、七つ立ち(午前4時の暗い時分に旅立ちした殿様がお国元に帰る行列)が、高輪あたりで夜明けをむかえ、行列の提灯を消すということだと思えます。が、私にはこの詞の中にある「アレワイサのさ」と「コチャエコチャエ」が、どうしても解りません。両方とも掛け声のようであるな・・・くらいには感じて、掛け声だったら、「ああ」とか「それそれ」に似ていて、唄いながら、その時の気分とか調子で弾んでしまえばいいのかな?と思ったりはしているのですが、どうもしっくりしません。因みに、「こちゃえ こちゃえ」は福岡の方の高校の応援歌に歌われているそうです。今回のお芝居『鼠』で、この俗謡の醸す、道中唄の浮き浮きするような気分を、何とかお借りしようか・・・と、考えています。
本日の二つ目は、今回の『鼠』の台本づくりにご協力を願う。岡 康史さんのプロフィ
ルを少し書かせてください。
岡さんは「午後の自転」という劇団の代表者で、劇団オリジナルの台本を書き続け、演出も担い、ご自分も出演してしまう・・・という、多才なお方です。しずおか演劇祭の劇に、役者として参加してもらって以来、のお付き合いです。役者さんとしての才能は素晴らしく、いつかは彼の演じる「リチャード三世」(シェイクスピア)を観せてもらいたいと念じています。
彼の書いた劇団オリジナル作は20本で、代表作は「流星のシステム」「きみがみたはじめてのゆめ」というご返事が届きました。私も何本か実際のステージを観させてもらいましたが、劇団員諸氏の軽妙な演技ともども、その若やいだ清新なお芝居(台本)に驚かされました。『鼠小僧』という、ちょっとクラシカルなイメージを与えるかもしれない実験劇場の今回のお芝居に、あっと驚いてしまうような、新鮮な風を吹き込んでくれることを期待しています。
佐 野 曉