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演出メモ 10
 すこし間が空いてしまいましたが、歴史劇と時代劇について書きます。昔を語る文学に歴史小説と時代小説があるように、演劇にも歴史劇と時代劇があろう、と私は考えています。この二つの違いはどこにあるのか?と言いますと、史実に沿ってドラマを丁寧に展開させるのが、歴史劇で、教科書的な印象を与えるかもしれません。観客は歴史の時代に導かれましょう。と言おうか、歴史に向かって、その時代を知るつもりがないと楽しくはないでしょう。一方、時代劇は、歴史の事実とかその時代風俗とかは踏まえましょうが、私は、現代を表すために、時を昔に代えてドラマを展開させるのが、時代劇じゃなかろうかと考えています。「時代劇は代時劇」で、現代劇と言えるのではなかろうか、と。
 で、われわれの『鼠』はどっち?と、申すまでもなく、時代劇であります。あくまでも現代の世間に向かって現代を問う劇であります。現代を問うなど、とは、おこがましいことでしょうが、以前に書いた三つのプロット(鼠とお陰参りと大奥)を絡めて、ドラマを展開させ、少しでも今を感じて貰えればと考えています。勿論、演劇から娯楽性を奪ってしまうような愚挙は致しません。楽しい活劇を目指しています。
 因みに台本づくりは、岡康史さんと話し合いながら進めています。作業は順調です。

                                佐 野  曉

| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 演出メモ | 12:13 | comments(0) | -
初稽古
2008.6.22(日) 天気:あめ 於:盲学校体育館

稽古
実質的な初稽古となりました日曜日、雨の中みなさん元気に集まってくれました。
ありがとうございました。

準備運動のあと、発声練習で声を遠くに届ける訓練を行いました。
初めての方もおり、どちらかと言うと練習の仕方を習うといった感じです。

その後、台本の一部から抜粋した台詞を使い、キャラディションを行いました。
キャラディション
老中と御年寄の会話。
同じ台詞でも人によって雰囲気が変わります。

キャラディション2
瓦版屋の台詞。
粋がいいあんちゃんと言った感じでしょうか

台本
初稽古後、
皆さんが帰ったあとで、
引続き台本の打合せ。

陸さんと佐野さんと岡さんが
首をあわせて思案中。
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 稽古日記 | 23:16 | comments(0) | -
初顔合わせ
初顔合わせ
2008.6.8(日) 於:盲学校体育館

5/17のオーディションの合格者らが集まり、
『鼠』の初顔合わせが盲学校体育館で行われました。
来年の2月14、15日に向けて、総勢43名の役者さんたちと
舞台を作り上げていくことになります。

佐野挨拶
実行委員の美恵子さんの司会のもと、
代表および演出家である佐野さんの挨拶、スタッフおよび役者さんたちの自己紹介、今後のスケジュール等についての連絡・
質問と進んでいきました。

みっちゃん
第1回から出演しているみっちゃん。
頼もしい一員です。

宇佐美さん
今回、初めて参加される方も
多くいらっしゃいます。
いずれの方もベテラン勢に
負けず劣らず。
新鮮な風を期待しています。
これからの稽古が楽しみです。

堤くん
今回も浜松等遠方から
稽古に通う人たちがいます。
くれぐれも交通事故等にあわないよう
気をつけてきてくださいね。


次回は、6月22日、キャスティングに関係するキャラデションを行います。

| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 記録−メディア等 | 23:50 | comments(0) | -
演出メモ 9
 今日は教えてもらえたら嬉しい・・・ナ、思っている記事を書きます。それは「こちゃえ節」(お江戸日本橋)に書かれている「詞」の意味なんです。「お江戸日本橋七つ立ち
初上り 行列揃えてアレワイサのさ コチャ高輪夜明けの提灯消す こちゃえこちゃえ」という唄い出しの有名な俗謡で、おおまかな内容は、七つ立ち(午前4時の暗い時分に旅立ちした殿様がお国元に帰る行列)が、高輪あたりで夜明けをむかえ、行列の提灯を消すということだと思えます。が、私にはこの詞の中にある「アレワイサのさ」と「コチャエコチャエ」が、どうしても解りません。両方とも掛け声のようであるな・・・くらいには感じて、掛け声だったら、「ああ」とか「それそれ」に似ていて、唄いながら、その時の気分とか調子で弾んでしまえばいいのかな?と思ったりはしているのですが、どうもしっくりしません。因みに、「こちゃえ こちゃえ」は福岡の方の高校の応援歌に歌われているそうです。今回のお芝居『鼠』で、この俗謡の醸す、道中唄の浮き浮きするような気分を、何とかお借りしようか・・・と、考えています。

 本日の二つ目は、今回の『鼠』の台本づくりにご協力を願う。岡 康史さんのプロフィ
ルを少し書かせてください。
 岡さんは「午後の自転」という劇団の代表者で、劇団オリジナルの台本を書き続け、演出も担い、ご自分も出演してしまう・・・という、多才なお方です。しずおか演劇祭の劇に、役者として参加してもらって以来、のお付き合いです。役者さんとしての才能は素晴らしく、いつかは彼の演じる「リチャード三世」(シェイクスピア)を観せてもらいたいと念じています。
 彼の書いた劇団オリジナル作は20本で、代表作は「流星のシステム」「きみがみたはじめてのゆめ」というご返事が届きました。私も何本か実際のステージを観させてもらいましたが、劇団員諸氏の軽妙な演技ともども、その若やいだ清新なお芝居(台本)に驚かされました。『鼠小僧』という、ちょっとクラシカルなイメージを与えるかもしれない実験劇場の今回のお芝居に、あっと驚いてしまうような、新鮮な風を吹き込んでくれることを期待しています。

                      佐 野   曉 
 
 
    


































| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 演出メモ | 11:54 | comments(2) | -
オーディションの結果
5月17日(日)のオーディションと当日参加できなかった応募者を含め、今回の『鼠』の出演者が決まり、合格通知の発送が終了しました。濃いキャラが集まってくてたので、
選考に苦労がありましたが、当初からたくさんの出演者をと計画していましたので、結果
42名の出演者でお芝居『鼠』を製作することになりました。大勢の出演者をどんなふうに割り振り、活躍してもらえるのでしょうか!!どんな『鼠』になるのでしょうか?台本が楽しみです。(事務局)
                              
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | おしらせ | 22:38 | comments(0) | -
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