スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | -
演出メモ、その1
 ステージで演技は誰でも、どんな人でもできる。という考え方は演劇祭の演出を担当した時から、ひとつの確信のようなものとしてありました。それは私、佐野が新劇を外れてアングラ演劇に凝った、その体験で獲得したセンス?だったと言えるのかもしれません。
 アンダーグランド(アングラ)の劇づくりの大きなメリットは、出来合いの新劇的演技技術を基準にした巧い下手を目標にするのではなく、出演者(役者)それぞれの個や肉体が、どれだけエキサイィングに或いはエキセントリックに、のびのびと見えるかを大切にしたところにあります。何よりも出演する個人の個別史を尊重したとでも言えましょうか
・・・・・。そこには誰もが参加できる自由があります。素人のオルギー(遊興)と判断される側面はありましょうが、知らず知らずのうちに個が露出される素朴さは、自意識を重ねて表現でございます的演技よりも質量の濃い、ドキュメンタルな迫力があります。
 演劇の面白さを出来合いの価値観で決めてしまってはもったいないと思っています。

 私たちそれぞれ、いろんな体験・歴史を抱えて今日この日を過ごしているのですから、
そんないろんな私たちが固定してしまている価値観に縛られることから、ひとつ外れて
、元気よく、ひょっとして自身も気がついていないのかもしれない自己露出も含めて、演技する体験は、やたらと痛快ななことのように思えます。

                              佐 野  曉


















| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 演出メモ | 23:04 | comments(1) | -
鼠小僧次郎吉のさわり、を少し・・・・・
鼠小僧についてちょっと・・・

鼠小僧次郎吉は大江戸で義賊ともてはやされたということですが、実際の次郎吉は、義賊でもなんでもなく、単なる泥棒で、貧しい人たちにお金を施す慈善のお人でも何でもない女癖の悪い、博打に明け暮れていた呑んだくれの「ならず者」だったということです。
 それはそれでいいのかな・・・と、思えたりするのです。が、じゃあ、どうして義賊などと呼ばれるようになったのか?と言いますと、ひとつに、盗みに入る先がきまって、殿様や旗本・御家人のお屋敷であり、盗みのテクニックが鮮やかで盗む金額も半端じゃなかったこともありましょう。それを知った貧しい江戸の庶民が「ざまーみろ」とお金持ちの武士をからかい、一方で、鼠を喝采した。武士は威張っていましたから。さらに、そんなことごとをネタに、歌舞伎作者の河竹黙阿弥や松林伯円などが、エピソードを面白おかしくふくらめて、受けるストーリーを考え、貧しい庶民の正義の味方「義賊鼠小僧」を編み出し、これまた劇場大入?りの人気だったということです。そんな筋立てが今に語り継がれ、鼠小僧次郎吉は義賊になっているのだと・・・言えましょう。私たちはどこか鼠小僧イコール義賊のイメージを抱えていましょう。ちっとも悪人だなどとは考えていないでしょう。愉快なことです。
 と、するならば、私たち実験劇場のお芝居で、義賊の鼠小僧がごちゃごちゃ登場して、俺がねずみだ!否、私がねずみよ!違う、われこそが・・・と、競い争う、時代劇スペクタクルも愉快じゃないかと、プロットを考えています。そして、台本の楽しい筋立ては、出演者それぞれの個性・印象・演技が最大に生かされるよう、オーデションを待って仕上げて行く予定です。
 私たちは障害者の有無や演劇の体験に関係なくお芝居が好きで、演技力(演技的感受性と表現)に勝れた人はいっぱい居ると思っています。ただ、その人を知らないだけです。また、本人もその力に気づいていない人も居るでしょう。ですから、広く広く私たちは出演を呼びかけなくてはならないでしょう。
 実験劇場は一回一回、新しいチームをオーデションでつくり、一人でも多くの豊かのな才能、個性が、新しく出会うことを願っています。そしてそれぞれの交流が深まり、自由に、思いっきりの演技力の競演してもらうことの、イキのいい交響の場所を共有すろことの夢を追い続けています。
 
 私たちはお芝居に興味のあるいろんなひとたちと一緒にイキのいいステージをつくろう
といつもいつも考えています。
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | おしらせ | 23:44 | comments(0) | -
募集活動
役者さぁーん!集まってくれー!!という願いを抱いて、今日は、各所に「鼠小僧」オーデションの応募用紙を配りに、制作の粂田くんが、車椅子を漕ぎこぎ、頑張って回りました。粂田クンの後ろから佐野さんが介助者?のようなそうでないような、実はえらそうな顔をして・・・・・・、いたと、粂田くんのつぶやき。たくさんの応募者があってくれればいいな。佐野さんは、めったやたらに鼠小僧がごそっと出てくる、とんでもない義賊のお祭りドラマをプロットにしようと、現段階では、考えているいる様子。義賊、義賊、義賊、義賊、義賊・・・・やあーい!!

| しずおか演劇祭実験劇場とは? | おしらせ | 21:44 | comments(0) | -
出演者募集!
しずおか演劇祭実験劇場では、
来年2月14日・15日に公演する『怪盗 鼠小僧次郎吉』の出演者を募集しています。

オーディションちらし

<オーディション詳細>
募集人数 50名(高校生以上)
資  格 経験・障害の有無、不問
日  程 平成20年5月17日(土)
会  場 グランシップ(地階)
開始時間 A:13時〜 B:18時〜 (A・B いずれかの時間に応募できます)
応募〆切 平成20年5月15日(木)
     応募用紙に必要事項記入の上、しずおか演劇祭実験劇場事務局に
     郵送ください。
その他  ・動きやすい服装で参加してください。(更衣室はあります)
     ・受付は、開始30分前です
     ・受付時に合否通知郵送料として50円頂きます。
     ・オーディションに先駆け、説明会を実施いたします。
      4月27日(日)13時半〜 於:盲学校体育館
      都合のつく方はご参加ください。

↓応募用紙です。A4サイズに印刷してお使いください。
応募用紙


なお、出演者募集にあわせて、実行委員も募集しています。
出来る範囲で構いません。お手伝いしてくださる方、
下記事務局までご連絡願います。

<お問い合わせ>
しずおか演劇祭実験劇場事務局
〒421-0103
静岡市駿河区丸子3−4−8
Tel:054−259−0791
E-MAIL:sanojin@fork.ocn.ne.jp



| しずおか演劇祭実験劇場とは? | おしらせ | 23:27 | comments(0) | -
PROFILE
CATEGORIES
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS
OTHERS
みんなのブログポータル JUGEM