「しずおか演劇際実験劇場」は、さまざまな障害を抱えた者(視覚、聴覚、肢体、知的の不自由、車いす使用者など)とそうでない者が共演する本格的な演劇づくりを目指している集団です。全国的にまれで、彼らのおりなす演技は非常に愉快で、観客からは拍手喝采を受けています。
今回は、来年の2月23日から25日までの3日間を財団法人静岡県文化財団との共催で、メモリアルTRY ’05の公演をグランシップ中ホール「大地」で行います。また、静岡市からも助成金をいただきました。演目は、創作劇「・・・はるか、伝説の島の<クライトン>」です。
作品は、ピータパンの作者のJ・M・バリーの「あっぱれクライトン」をモデルに、航海中、嵐で孤島に辿り着いた人達の活劇メルヘンを元に今年4月に行ったオーデション合格者50名程の誰もが出演できるようにしたオリジナルです。ちなみに、台本の点訳に協力していただいた主婦は、「台本を読んでいて、非常におもしろかった」と笑みを浮かべながら「本番が楽しみ」とおっしゃっていました。
役者は、現在、稽古に励んでいます。みんな仲良しです。「全国で公演できればな!」と思うのが、制作担当のこの文章を書きました
粂田直孝です。