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デンデラ
佐藤友哉「デンデラ」(新潮1月号)に興味を持ちました。

70歳になった老人を口減らしのために山に棄てる『お山参り』という風習のある『村』。
その『村』から姨棄ての場所である『デンデラ』に棄てられた老婆達は、そこで集団生活を送っていた。
そこは『村』以上に厳しい環境と食糧難の下にあり、しかも熊の脅威にさらされていた。
子連れの熊との死闘。蔓延する疫病。悲惨と紙一重のシュチュエーションなのに「デンデラ」が爽快とさえいえる読後感をもたらすのはなぜなのか。
共同体に切り捨てられた者たちが『村』への復習を誓いながら生き延びている。
(中略)
弱者を切り捨てる社会=『村』への義憤。一度死んだと思えばヘッチャラさ、という弱さゆえの強さ。「老婆」に付与されたイメージを「デンデラ」はことごとく裏切るのだ。それは読む人に生きる力を与えるだろう。後期高齢者を、ババアを舐めんなよ、である。
(12月24日 朝日新聞 文芸時評 抜粋)

これって、何かに似ていません?
まさしく今回のお芝居「義賊と殿様」に!!

今の格差社会の弱者切捨ての中だからこそ、
確かに弱者かも知れないけれど、決してかわいそうではない、
逞しく強かに生きるエネルギーを
観に来てくれるお客様に感じていただけたらなと思います。
今の閉塞感を打破してくれる希望がきっとあるはずです。

年内にUPするつもりが年を越してしまいました。
本年もよろしくお願いします。

文責:kimichan


| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 独り言 | 00:44 | comments(0) | -
スイッチョ
昨日から気温が下がり、晩夏も終わりの9月末です。

相対的に暑かった9月ですが、
夜になれば虫の音も聞こえ、秋は既に訪れていました。

さて、今回のお芝居『11ひきのネコ』の隠れた登場人物
「スイッチョ虫」をご存知でしょうか?

バッタじゃないのと高をくくっていましたが、
「ウマオイ」馬と言うことが判明しました。

ウマオイには、
ハヤシノウマオイとハタケノウマオイの2種類がいまして(にわか知識汗

ハヤシノウマオイは、「スイーーーチョン」とのんびり鳴くのに対し、
ハタケノウマオイは、「スイッチョ、スイッチョ」とせわしなく鳴くようです。

台本からすると、登場するのはハタケノウマオイではないでしょうか?

よかったら聞き比べてください。

ハヤシノウマオイ next 遊園地

ハタケノウマオイ next 馬
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 独り言 | 14:51 | comments(0) | -
今回のテーマは・・・
 ・・・はるか伝説の島の『クライトン』を観に来てくださったお客様、本当にありがとうございました。アンケートにもご協力頂きありがとうございます。

たくさんのアンケートでは、お褒めの言葉、反省するところ、うれしい一言、考えること等々、いろいろな、そして貴重なご意見をいただきました。

しずおか演劇祭実験劇場では、精一杯の力を出しているつもりではありますが、限られた時間・人・予算・技量(制作面、演出面、演技面)の中で至らない点も多く、皆様の意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かしたいと思っております。
これからも応援・ご協力よろしくお願いします!


 さて、今回のお芝居では、人が活きることがテーマの一つです。
150日もの稽古によって、人と人が交流(繋がり)し感化しあうことにより、そのエネルギーが舞台上に出ていたように思います。
アンケートの中でも、役者が活き活きしていた、楽しそうだった、と言う感想をたくさんいただきました。

いままでも書いてきたように、稽古場の雰囲気、楽屋の雰囲気はものすごく、そこにいるだけでハイテンションが乗り移ってしまった感があります。
お祭りなのですから、いいのかもしれません。
ただ、私自身としては、もう少しスタッフとして冷静な行動を取るべきだったのかなと少し反省しています。
自分たちだけ盛り上がって、その分、お客様が引いてしまった部分がないのか、自問自答してもいます。

とは言っても・・・

私自身がこの公演中に感じた隠れたテーマは、ずばり!『赦し』です。

社会からはみ出した浮浪者たち。
島での幸せな暮らしを破壊し、住人たちを殺した黒い船団。
階級が逆転し天狗になったクライトン、そして現実に戻り打ちひしがたクライトン。
英国階級の中でしか暮らせないローム伯爵一行。

一方から見ると、付き合いにくいと言うか正しくない(と言うか)人たちです。
常識外れかも知れません。

でも、私達の常識ってどのくらいのものなのでしょうか?
社会の秩序のためにはある一定のルール(常識)は必要です。

ただ、最近、その一定のルール(常識)が一人歩きして、画一的・統一的な思想に陥りそうな危険な感じがしています。

元来人間が持っているべきパワーが、押し込められ、出口がなくあらぬ方向に噴出している気がします。

人間も含め、自然界そして宇宙にはありとあらゆるものが混沌としています。
無限の時間・空間の中で、混沌とぶつかり合い、交じり合い、エネルギーを出していく。
人間も同じだと思います。
整然と整列していたのでは、氷と同じです。身動きが取れなくなって冷えてしまいます。少しでも動こうとすると亀裂が生じます。
混沌ぐらいバランスの取れたものはないと思います。だって、今までそうして自然はやってきたのだから・・・

いろんな人がいていい。
いろんな矛盾があっていい。
正も悪も一緒くたにあっていい。

自分を赦し、他人を赦し・・・

今回、私はいろんな面で佐野さんの足を引っ張りました。そして貢献もしました。
それでいいんじゃないかな  パクッ
以上、独り言でした。
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 独り言 | 00:21 | comments(0) | -
とりあえず休肝日は無し !?
 今朝、起きがけに、佐野さんから
「きみちゃん起きてる? 実は、すごく真面目なお願いがあるのだけれど・・・」
と言われ、

なっ、なっ、ナンダァ びっくり と思ったら、

「公演が終わるまで、休肝日(週1回)を無しにしてほしいんだ。
               お酒がないと眠れそうにないんだ。 ポロリ 」
                      と、のたまわった。 

 何だ。そんなことか。 たらーっ 

そういえば、昨日食事(飲んだ)後、テレビを消して何やらやっていたし、
今朝もめずらしく私より早く起きてるし・・・

 昨日、喧嘩をふっかけて来たのは、ただのいちゃもんだったのね。
 (激しく応戦してしまったが・・・ あっかんべー )

「いいけど、お酒の量は、いつものとおりじゃないとグチグチ言うよ。 ちっ 」

その後の冷静なる協議の結果、焼酎の量は、ワンカップのラベルの右端にある「原材料名」の文字の「名」にかからないところまでと決まった。(鳥さんが来たときは、別らしい イヒヒ )


 演出家も、いろいろ悩みが尽きないらしい。



  

(オフィシャルサイトに書くべき記事でないようですが・・・。
 日々ヒートアップしてすみません。m(_ _)m 公演終わったら、個人ブログ作ります。)
| しずおか演劇祭実験劇場とは? | 独り言 | 20:32 | comments(0) | -
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